わからないラボ
北海道に移る話をし始めたとき、ここはただのスキーロッジにはならないと、最初から分かっていました。
なぜなら、私たちはただのスキーヤーではないからです。
この事業は、私たちの生き方と切り離されたものではありません。私たちが選んだ暮らし方が、外側に形を持ったものです。 同じテーブルを囲み、最近ますます失われつつある種類の会話が生まれる場所。
前に進む会話もある。
前に進まない会話もある。
どちらも大事です。
テクノロジーは私たちの世界の一部です。 私たちは長い時間その中で、つくり、問題を解き、アイデアを追ってきました。 今でもそれが好きです。 でも、それだけでは足りないことも知りました。
わからないの中心にあるのは、もっとシンプルなことです。
私たちは、分からない。
あなたも、分からない。
誰も、分からない。
人は何かにとても上手くなっても、昔からある同じ問いを抱えたまま生きることがあります。 だから私たちは、そうでないふりをしなくていい場所とコミュニティをつくっています。 分かっているふりの圧力が、少しだけでも下りる場所。
最近、ある変化を感じています。 本当に何かをつくっている人たちが、「そもそもなぜ自分はこれをつくっているのか」を問い始めている。 公には言わないけれど。 でも、確かにある。 勢いの下に、呼吸を置ける余白が育ってきています。
わからないラボは、そのための場所です。
プログラムではない。
ワークショップでもない。
言い換えだけ上手い企業リトリートでもない。
いつものリズムの外で、いま自分が何をしているのかを見つめられるくらいまで、速度を落とせる場所です。もしかしたら、見え方が変わるかもしれない。
このロッジに初めて入ったとき、私たちはそれを感じました。この場所には、そういう会話をしやすくする何かがある。 だから扉を開きます。 広くは開かない。 同じ感覚を持つ人に届く分だけ。
最初のラボは、きっと完璧ではありません。
それでいい。
最初から結論に着いてしまうのは、本を読まずに最後のページだけめくるようなものだから。
私たちは、進みながら形にしていきます。
あなたが来るなら、何になるかを一緒に形づくる側です。
あなたは未来をつくっている。
私たちは、それを問い直せる場所をつくっている。
これは、誰にでも向くものではありません。
特別な何かを約束はできません。
でも、約束できることはあります:
あたたかいベッド
熱いシャワー
レコードの針音
ストーブの上の湯気
歩ける森
火を囲む時間
考えるため、つくるため、あるいは何もしないための余白
もし、この中のどこかに覚えがあるなら
理由をうまく言えなくても
inside@dontknowlodge.com へ連絡してください。
いま何をつくっているのか。
あるいは、何に迷っているのか。
始まりはそこです。
これが、わからないラボ。
まだ、何になるかは分かりません。
それこそが、たぶん大事なところです。
